アメリカから日本国内限定コンテンツにアクセス！ExpressVPN
2020年6月5日海外生活を続ける中で、自分が求めた時に日本のメディアやコンテンツに触れることができるかどうかで、海外生活そのものの充実感や負担が随分と変わります。特に～1990年代の後半からITの普及が進むよりも以前に、アメリカで生活をされていた在米日本人の方々は、日本の情報やコンテンツに触れる機会が非常に限られており、随分と苦労や寂しい思いをされたという経験談を良く聞きます。
その時代に比べれば、今はネットやストリーミングサービスの普及により随分と便利になりました。少なくとも現在のアメリカにおいては、日本の情報やコンテンツに飢えと感じる機会は非常に限定的。ただそれでも時々、日本国外への配信を許可していないコンテンツについては、接続する際のIPアドレスで海外からの接続であることを識別されるために、次のような画面を目にすることもあります…。これはニュース動画の例ですが、NETFLIX等のストリーミングサービスも、日本国内とアメリカではコンテンツが異なります。
VPNで日本を経由すればコンテンツにアクセス可能
ただ、アメリカや海外在住でも、VPN（Virtual Private Network）サービスを使用することで、ネットワーク上の接続状態を仮想的に日本国内にいる状態と同等にすることができます。有料・無料で数多くのVPNサービスプロバイダが存在していますが、後述のセキュリティ面でのリスクを考慮しながら、それぞれの状況にあったサービスプロバイダが選ぶことで、日本国内と同じようにメディアやストリーミングサービスを利用可能です。
ExpressVPNを利用してU-Next等のストリーミングを視聴
ネット上の口コミや利用者の多さ・通信速度の面で評判が良い点などを考慮して、今回はExpressVPNを選択しました。家族と視聴したい日本のコンテンツがU-Nextで視聴可能であることが分かったのでExpressVPNとU-Nextのアカウントを同タイミングで作成。
ExpressVPNのプラン・使い方
ExpressVPNの場合、利用プランは以下のように３タイプあります。今回試したのは、一か月プラン。こちらは最も割高ですが、実際に継続して半年以上利用するかどうかが分からなかったので、最短のものを選びました。すでに長期間視聴したいコンテンツが決まっていたり、利用目的がはっきりされている方は1年分の契約であれば、実質15か月利用継続ができるようです。（2020年5月現在）
ExpressVPNの感想：コスト面では割高とされるがストレスフリーで満足
ExpressVPNを使用してみた印象ですが、特に問題となる要素はありません。他社のサービスを利用しているわけではないので、パブリックの情報に基づく所感でしかありませんが、強いて言えばコスト面でより安いVPNサービスプロバイダがあるので、高品質・高コストというポジションだと思います。
インストール方法や実際の設定方法は非常にシンプルで特に迷うこともありません。以下のような動画によるインストラクションもあり、アカウント作成から設定までの時間もあっという間です。アプリの使用方法もシンプルで、「アイコンをクリックして電源マークを押し、希望する接続先として日本を選択」という感じです。
ExpressVPN + U-NEXTの組み合わせで無事に接続ができ、HD映画一本を視聴しましたが、特に画質の劣化やトラブル等もなく、接続状態もストレスを感じることはありませんでした。これはおそらくPCのWifi接続状況や、自宅のネット環境により状況は変わると思いますが、少なくともネガティブな印象はありません。
注意：セキュリティリスク ～VPNサービスプロバイダ選びや利用目的は慎重に～
今回ご紹介したExpress VPN以外にも、無料から有料まですでに多くのVPNサービスが提供されています。ただ、一般的には、VPNを経由する以上は自身のプライベートなログイン情報等をVPNサービスプロバイダに提供することになるので、①プロバイダ選びを慎重に行うこと、②リスクがある情報は極力入力したりアップロードしないこと、という二点については特に注意する必要がありそう。
例えば、2020年5月現在、日本のTVドラマや邦画等のコンテンツが豊富なU-NEXTは 31日間無料トライアルが可能です。VPNサービス側のトライアル期間と合わせて試しにU-NEXT等でメンバーシップ登録をし、まずは一か月程度利用頻度をチェックして、VPNサービスの利用継続の必要性を考えてみるのも良いかもしれません。
