外国から見た日本の魅力を映す「鏡」~BOOKS Kinokuniya~

外国から見た日本の魅力を映す「鏡」~BOOKS Kinokuniya~

2020年3月8日 0 投稿者: Soylattes

アメリカで生活を続けていく際、渡米前に想定していたよりも、日本の食料品や日用品は手に入りやすいと感じています。その一方で、例えば書籍や雑誌といったあまり生活に必須ではないものは、ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市から遠ければ遠いほど、販売している店舗を見つけることは非常に困難です。

今でこそ、オンラインやKindleなどを利用すれば電子メディアとして書籍や雑誌を読むことは可能ですが、ネットの普及する以前のアメリカで暮らしていた日本人の方々は、きっと日本語で書かれた読み物に非常に飢えていたのではないかと想像します。

オースティンにも紀伊国屋がある!

現在、オースティンには、日本の書店大手紀伊国屋のオースティン店があります。ネット等で読めるようになった時代であるとは言え、やはり時々はアナログな書籍や雑誌を眺めるという時間が欲しくなるので、非常に有難い存在です。また、オースティンで暮らす方々だけでなく、旅行者にもおすすめのスポットでもあります。今回はそんなKinokuniyaについて、その魅力を少しだけご紹介。

BOOKS Kinokuniya Austin店

https://usa.kinokuniya.com/stores-kinokuniya-austin

魅力①:アニメを中心に外国人が好む日本文化を映す「鏡」

Kinokuniyaの面白い所は、できるだけ地元のアメリカ人の方々に受け入れられるように、書籍の分野やグッズが選択されているところです。日本の物の中でも、特にアニメを中心としたぬいぐるみやオリジナルグッズ、ジブリ・新海誠監督作品の特集ブースを設けた関連グッズや書籍のプロモーションが常時行われているので、「アメリカでどのような日本の文化が好まれているか」が非常に良く分かります。

中でも特に広い売り場面積を占めているのはやはりスタジオジブリ作品関連。トトロを中心として、マグカップやぬいぐるみ、ジグソーパズルなど、たくさんのグッズが販売されています。こういった日本のアニメグッズを求めに来た日本文化好きのアメリカ人の人々と出会えるのもこのKinokuniyaならでは。

魅力②:Kinokuniya オースティン店ならではのグッズも販売

旅行でオースティンに滞在中の方にとっては、オースティンオリジナルグッズを見つけることができるかもしれません。入り口すぐの一角だけではありますが、オースティンオリジナルの雑貨や、Kinokuniya Austin店のオリジナルトートバックなどが販売中。ポストカードやギフトカードも揃っているので、この店だけでちょっとしたギフトを準備することも可能です。

魅力③:日本の書籍だけでなくアメリカ版・英語版も取り扱い

日本ではあまり入手できないのが、英語版の書籍やマンガなど。当然ではあるのですが、マンガの場合は、絵はそのままで吹き出し部分がすべて英語になっているので、ちょっとした英語教材のようにも使えます。例えば、ワンピースなどは日本語版と英語版がいずれも販売されているので、その品揃えだけを見ても海外でも圧倒的な人気を獲得していることがわかるはず。少しゆっくりオリジナル版と英語版を見比べてみると、日本ならではのニュアンスや表現に対する翻訳者の方々の苦労が伝わってきます(笑)。

その他にも、日本語検定や日本語習得用のテキストなどもあります。写真はKANJIに関するテキストなどが置いてある棚の様子。もともとオースティンは、テキサスの他の大都市に比べて日本人の比率が非常に少ないので、メインの顧客は実はアメリカ在住の日本人ではなく、アメリカ人の方々だったりします。

魅力④:立地 ~アジアンの店舗で構成されているモール内にあり~

Kinokuniya Austinがあるのは、Crescentと呼ばれるアジアン関連店舗を中心としたモールなので、こちらのKinokuniyaに足を運んだついでに、他のアジア系のショップにも入ってみるといいかもしれません。Kinokuniyaの隣は、Kura SUSHIがあるので、食事の合間や待ち時間に利用する機会も多いです。

書籍・雑誌の価格は1.5~2倍程度が目安...だけど文房具も揃う有難い存在

例えば、日本だと電子版で290円の雑誌(週刊少年ジャンプ)は、以下の写真のように5.99ドル(108円/ドルとして約650円程度)となっています。オリジナルの価格にもよりますが、書籍なども概ね2倍程度とみておけばアメリカで購入する日本の書籍の価格が掴めるかも。一般的にアメリカで日本の製品を手に入れる際の金額としては、それほど高いとは感じません。

日本の物を海外で購入しようとすると通常はやはり二倍以上はかかるという感覚を持っていますが、例え若干高いと感じたとしても「購入できない」という状況に比べるとはるかに助かります。特に日本の文房具は非常に優れていてどうしてもアメリカの製品に置き換えられない物も多くあります。また、A4やB5といった用紙サイズや、その用紙サイズに合わせたバインダーなどはアメリカでは入手困難。Kinokuniyaは、文房具店としても非常に重宝します。

今回ご紹介したKinokuniya(紀伊国屋書店)に限らず、アメリカや海外旅行をされた際に、日本発の企業が展開するブランドや店舗・レストランなどを訪れてみると、意外な発見があってとても楽しいです。

海外の各地域に合わせてローカライズされたことで生じる日本との違い(例:海外オリジナルメニュー等)と出会えたり、意外なところで日本と全く同じように運営・展開されていたり。文化の違いを少し垣間見る機会として、Kinokuniyaのような、日本発海外展開を進めているショップやレストランには、積極的に訪れてみることをお勧めします。

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