マンモスの化石発掘現場がミュージアムに ~ドライブ to Waco~

マンモスの化石発掘現場がミュージアムに ~ドライブ to Waco~

2020年2月20日 0 投稿者: Soylattes

オースティンからドライブをする場合、大都市であるダラス・ヒューストン・サンアントニオなどがメジャーな行き先ですが、その中でも最も近いサンアントニオでも1時間から1時間半程度、ダラスやヒューストンであれば2時間半から3時間半ほどかかります。

大都市間を繋ぐハイウェイはいずれも良く整備されており、比較的走りやすいので、距離や時間ほどの疲労はありませんが、ちょっとした日帰り旅行とするには若干距離があるので、ここ最近は少し小規模な街へのドライブを楽しむ機会が増えました。

今回お勧めするドライブ先は、オースティンから北へ車で一時間半程度走ったところにあるWaco(ウェーコ)という街にある、Waco Mammoth National Monument(ウェーコ マンモス国定公園)です。この国定公園には、dig shelterと呼ばれる博物館のような建物があり、このshelterでは、マンモスの化石を発掘されたままの状態で鑑賞することが可能です。

 

Waco Mammoth National Monument

https://www.nps.gov/waco/index.htm

アクセス・チケットの購入について

Naviを使って訪れるので、アクセスは特に問題無いと思います。Wacoという街自体は、大学やスタジアムなどが小規模にまとまっており、自然とも近く美しい街です。またダラスとオースティンのちょうど中間付近に位置するので、大都市間の移動中の立ち寄りスポットしても開拓の余地がありそう。

入り口にはこの看板があります。

Wacoの中心市街からは少し離れた自然に囲まれた場所にあり、周囲には基本的にレストランやスーパーなどがありません。

レストランやカフェは、Wacoの中心市街や、I35と呼ばれる幹線道路沿いに集中しているので、食事などはそちらで済ませる方が良いです。

整備された駐車場の駐車台数が限られており、あまり十分にはありませんが、敷地内には駐車できるスペースが十分にあるので、停められないということはなさそうです。また、こちらの駐車場の拡張や、シアターなどの施設を新たに追加する構想が進行中とのことなので、今後はより利便性が高まるとか。

駐車場に着いたら、まずは写真にあるビジターセンターに入り、チケットを購入します。2020年2月現在、大人一人分のチケットが5ドルですが、シニアや学生など各種割引もあるので、団体で訪れても非常にリーズナブル。マンモス関連のお土産もこのビジターセンターの中に少しあります。

自然の中や発掘現場を巡るツアー形式

チケットを購入したら、ある程度の人数が集まるのを少し待ちます。こちらは建物に自由に出入りする形式ではなく、全体を通じて一人のガイドが数十人をエスコートするツアー形式。実際のマンモスの化石を見ることができるシェルターへアクセスするまでの間に、近隣の自然や、この国定公園とマンモスについて、ガイドの方tの説明が聞けるオリエンテーションが準備されています。

自然の中を少しだけ散策したら、テントがある屋外でオリエンテーション。写真右側の方が今回のガイドですが、一人のガイドが数十名を案内しながら、Wacoとマンモスについて、実際の化石を見る前に知っておきたい情報を色々と説明してくれます。

所々で最初にマンモスが発掘された現場の説明や、発掘されたマンモスの種類(コロンビアマンモス)についての説明などもあります。説明によれば、想定していたよりもマンモスの化石は全米でも多く見つかっているのですが、アメリカにマンモスが多く存在していたからという理由ではなく、道路や建物などの開発作業の際に偶然化石などが発掘される機会が多いことが理由だとか。

Dig Shelterというのが実際に化石を鑑賞できる建物になります。一番初めにWacoでマンモスの化石が発掘されたのは、実際にはこのDig Shelterの傍の林だったそうですが、当時は発掘したものはすべて回収して調査に回され、今はその場所には初期の化石はありません。発掘が継続される過程で、Shelterを作ることを前提に発掘方法を変えたので、現在はその一部の化石がそのままShelterの内部で見ることが可能になっています。

Dig Shelterでマンモスの化石に会える

15分から20分ほど、ガイドの方の説明とともに周辺を散策し、その後、マンモスの化石が保存されているDig Shelterへ。この建物の内部でも、実際のマンモスの大きさや、マンモス以外の動物の化石(今はアメリカにはいないラクダなど)についての説明をガイドの方が進めてくれます。

マンモスの等身大図。やっぱり象に似てるのですが、象はこの図のあご部分までの大きさしかないのでマンモスの方が巨大、そして色は茶色で髪(笑)があって、耳が小さいのが違和感の理由です。
Dig Shelterの内部は、歩いて化石の発掘現場を上から観覧することができるようになっています。地層としては5~6万年前くらいの地層だそうです。
一見、どこが何なのかが若干分かりづらく、マンモスの牙のみが印象的に見えますが、実際にその場でレーザーポインタを使用しながら、それぞれの骨の説明をしてくれます。
実際に現在は発掘作業はほとんど行われていないようですが、調査用の通路があり、関係者のみがアクセスできるようになっています。
こちらはCamel(らくだ)の化石。その他にもすぐ隣にUnkownと書かれた何の動物か未特定の骨も見つかっており、この一帯だけでも複数の生物の化石が集まっています。

アメリカは、国としての歴史はヨーロッパや日本に比べるとどうしても浅くなってしまうのですが、その一方で、自然そのものが蓄積してきた長い歴史を実感できるグランドサークルのようなスポットが沢山あります。この国定公園もそんな自然の歴史を体感する貴重なスポットでした。

ガイドの方の説明に耳を傾けながら進むツアーは、まるでTOEFLを受験しているような気分になりますが(笑)、気軽に訪れるにはちょうど良い規模です。オースティン近郊にお住まいの方や、長期滞在中に少し周辺都市へ足を運んでみたいという方、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?

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